
マンモPET検査
- 乳房専用PET装置 -
全身用PET装置による検査では画像として表現できない小さな病変を検出できる乳房専用のPET装置を用いた検査です。
MIクリニックでは、リング型乳房専用PET装置Elmammo(マンモPET装置)を2015年9月に導入いたしました。
乳房を検出器ホールにセットするだけで、乳房を圧迫されることなく検査を受けていただけます。
マンモPET検査の特徴
- ・マンモグラフィとは異なり、乳房を挟む必要がないため、検査に伴う痛みが少ない。
- ・近年日本の若い女性を中心にマンモグラフィ検査で問題になっている“高濃度乳房”に対しても、その影響を受けにくい。
- ・豊胸術後であっても問題なく検査ができる。
- ・検査薬(FDG薬剤)1回の投与で全身PETに続けて実施。(追加のFDG投与は不要。)
- ・検査時間は15分程度。
- ・胸壁に近い乳腺の評価には限界がある。(体位などの工夫および同日に施行する全身PET-CTでカバーを行う。)
- ・マンモPETはPET専用機であり、PET-CTのような解剖学的画像を得られない。

注意事項
- ・受付時刻の4時間前までに食事を済ませ、絶食のままご来院下さい。
※絶食中は、水やお茶を飲んでも構いません。
ただし、糖分の入ったジュースやコーヒー、スポーツ飲料は絶対に飲まないで下さい。アメ玉やガムなどもお控えください。 - ・糖尿病の方の場合には、精度の高い検査をお受けになるために、血糖値を十分にコントロールしてお越しいただくことをお勧めいたします。
- ・検査日の変更やキャンセルの場合は前日までにご連絡下さい。
※やむを得ない事情がある場合を除き、キャンセル料をいただく場合があります。 - ・授乳中の方は事前にお申し出下さい。
◆安全性の確保のため、以下に該当する方は検査ができない場合があります。
- ・うつ伏せに寝ることができない方
- ・移動に補助が必要な方
検査の流れ
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STEP
1検査予約の受付、問診票をご記入いただき、当日のスケジュールを説明します。
カードをお渡ししますので、首にお掛け下さい。 -
STEP
2問診票をもとに検査説明や、身長・体重測定を行います。
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STEP
3更衣室で検査着に着替えていただきます。
お荷物はロッカーに入れて下さい。 -
STEP
4撮影前の排尿を促すために、お水を飲んでいただきます。
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STEP
5血糖値測定後、PET検査に必要な検査薬剤であるFDG(ブドウ糖類似物質)を静脈注射します。
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STEP
6薬剤が体内に広がるまで、1時間程度安静にしていただきます。
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STEP
7撮影前に排尿をしていただきます。
尿路系、膀胱などに溜まった薬剤を尿で排泄するためです。 -
STEP
8検査台の上に横になり、撮影を行います。
撮影中は動かないようご協力ください。 -
STEP
9撮影画像の確認を行います。
場合によっては、追加撮影を行います。 -
STEP
10検査台にうつ伏せで片側ずつ両側乳房を撮像します。
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STEP
11画像の確認を行います。
場合によっては、追加検査を行います。 -
STEP
12更衣室で、着替えていただきます。お荷物をお忘れなく。
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STEP
13カードのご返却お願いします。
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STEP
14終了です。
マンモPET画像
全身PET-CT画像との比較
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全身PET画像 -
乳房専用PET画像