
PET-CT検査
- 陽電子放出断層撮影 -
PETとは(Positron Emission Tomography : 陽電子放出断層撮影)の略称で、細胞の活動状況を画像でみることができる検査です。
「がんなどの悪性腫瘍は正常な細胞よりも増殖が盛んに行われるため、多くのブドウ糖を取り込む」という性質を利用し、ブドウ糖にごく微量の放射性物質をくっつけた薬剤(FDG)を体内に投与し、カメラで撮影します。
このPET検査と体の構造をみるCT検査を組み合わせることで、より精度の高い診断を得ることが可能です。
PET-CT検査の特徴
- ・がんの早期発見
- ・安全で痛みもない
- ・がんの進行度の診断ができる
- ・一度に全身の検査が可能
- ・短時間で検査ができる
- ・副作用の心配がない

全身ダイナミック撮 像 法
特徴:FDG集積の時間的変化を観察することができる。

呼 吸 同 期 法
特徴:呼吸による位置ずれを低減することでより正確に評価できる。

注意事項
◇下記に該当される方は検査を受けることができません。
- ・DBS(脳深部刺激療法)、SCS(脊髄刺激療法)で使われる体内埋め込み神経刺激装置を装着されている方
- ・妊娠もしくは妊娠されている可能性がある方
◇下記に該当される方は、検査を受けられない場合がございます。事前にお申し出下さい。
- ・ICD(除細動器)、ILR(埋め込み型ループレコーダー)、ICM(埋め込み型心臓モニタ)等の体内植え込み電子機器を装着されている方
- ・受付時刻の4時間前までの絶食時間に食事をされた方
※絶食中は、水やお茶を飲んでも構いません。ただし、糖分の入ったジュースやコーヒー、スポーツ飲料は絶対に飲まないで下さい。アメ玉やガムなどもお控えください。 - ・糖尿病の方は検査精度を保つため、血糖値を十分にコントロールしてお越しいただくことをお勧めいたします。
◇検査日の変更やキャンセルは前日までにご連絡下さい。やむを得ない事情がある場合を除き、キャンセル料をいただく事があります。
検査の流れ
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STEP
1検査予約の受付、問診票をご記入いただき、当日のスケジュールを説明します。
カードをお渡ししますので、首にお掛け下さい。 -
STEP
2問診票をもとに検査説明や、身長・体重測定を行います。
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STEP
3更衣室で検査着に着替えていただきます。
お荷物はロッカーに入れて下さい。 -
STEP
4撮影前の排尿を促すために、お水を飲んでいただきます。
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STEP
5血糖値測定後、PET検査に必要な検査薬剤であるFDG(ブドウ糖類似物質)を静脈注射します。
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STEP
6薬剤が体内に広がるまで、1時間程度安静にしていただきます。
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STEP
7撮影前に排尿をしていただきます。
尿路系、膀胱などに溜まった薬剤を尿で排泄するためです。 -
STEP
8検査台の上に横になり、撮影を行います。
撮影中は動かないようご協力ください。 -
STEP
9撮影画像の確認を行います。
場合によっては、追加撮影を行います。 -
STEP
10更衣室で、着替えていただきます。お荷物をお忘れなく。
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STEP
11カードのご返却お願いします。
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STEP
12終了です。
PET-CT画像
肺がん

食道がん
