認知症リスク診断

認知症リスク診断

認知症はかつて、専門家の間でも「予防できない」と考えられてきました
しかし、さまざまな研究が実を結び、ここ数年で科学的に信頼性が高い認知症の発症リスクや、予防をするために普段からどうするとよいのか?についてのデータが発表されてきています
現在、認知症の治療法は残念ながら確立されていません
だからこそ認知症リスクを知り、早くから備える行動が肝要といわれています

APOE遺伝子検査

遺伝子型を調べてアルツハイマー型認知症発症のリスクを判定する血液検査です。
アルツハイマー型認知症は、”アミロイドベータペブチド”という老廃物が脳に蓄積し、 神経細胞に障害を与えることが原因で発症することがわかっており、この老廃物の蓄積や凝集に関わる物質のひとつがアポリポタンパク質Eです。
アポリポタンパク質Eを作り出す”APOE(アポイー)遺伝子”には、主にε(イプシロン)2、ε3、ε4の3種類あり、 2つ一組で遺伝子型を構成しています。
ε4の有無とアルツハイマー病発症との関係を調べると、ε4を全く持たない遺伝子型に対して、ε4を1つないし2つ持っている遺伝子型のアルツハイマ一病発症リスクは、約3~12倍高くなると言われています。

検査費用 16,500円(税込)
所要時間 30分
検査内容 アポリポタンパク質E4
対象年齢 50~85歳

MCIスクリーニング

認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)のリスクを判定する血液検査です。
アルツハイマー型認知症の主な原因の一つとされる”アミロイドベータペプチド”という老廃物は、老化や生活習慣の乱れにより脳内に蓄積されていきます。ヒトには本来、この老廃物を排出する機能が備わっていますが、さまざまな要因によってその機能が弱くなってしまうことでアルツハイマー型認知症へ移行してゆきます。
この検査では、血管損傷や炎症、アミロイドベータペプチドの排出等に関わる9つのタンパク質を「栄養」「脂質代謝」「炎症・免疫」「凝固線溶」の4つのカテゴリーに分類し血中量を測定することでMCIのリスクを評価します。

検査費用 22,000円(税込)
所要時間 1時間
検査内容 軽度認知障害リスク
対象年齢 50~85歳