- マンモグラフィ検査
画像で見るマンモグラフィ検査の診断結果
2025.10.20
マンモグラフィ検査は、エックス線を用いて乳房内部の状態を調べる検査です。
受診者の被ばく量を抑えつつ、より明瞭な画像を得るために、乳房を圧迫板で挟んで平らにする必要があります。
圧迫による痛みには個人差がありますが、撮影時間は数十秒ほどです。
痛みに不安のある方は、乳房が比較的柔らかくなる月経後1週間程度の時期に受診されることをおすすめします。
マンモグラフィ検査画像
石灰化
石灰化とはカルシウムの沈着のことを意味します。石灰化は乳腺症や線維腺腫などの良性疾患でも認められますが、一部の石灰化は乳がんによるものです。このため石灰化の形状や分布などから乳がんの疑われる石灰化は精密検査の対象となります。
・ よく見る良性石灰化



・ 良悪性の鑑別が必要な石灰化

腫瘤
腫瘤とは、乳房内に限局してできた“かたまり”のようなもので、皮膚の上から触っただけではわからない場合でも、マンモグラフィでははっきりと写し出される場合があります。形状・濃度・辺縁などから、ガイドラインに沿って良性悪性の判定をします。
・ 良性と思われる腫瘤

・ 悪性の可能性が極めて高い腫瘤

たちがある
3Dマンモグラフィ
3Dマンモグラフィとは、乳房を多方向から撮影し、その画像を3次元的に再構成することで、乳腺の重なりを解消し、より詳細な画像で乳がんを診断する検査方法です。従来の2Dマンモグラフィよりも病変の発見率が高く、特に高濃度乳房(乳腺組織が多い)の場合に有効とされています。
・ 良性と思われる腫瘤

・ 悪性の可能性が極めて高い腫瘤
