MRI検査

MRI検査

- 磁気共鳴画像検査 -

MRIとは(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)の略称です。
非常に強い磁石と電波を利用して、人体の様々な断面を撮像することができます。
MIクリニックでは現在3テスラの磁場強度のMRI装置計2台が稼働しており、様々な部位・疾患に対して必要な情報を提供しています。

MRI検査の特徴

  • ・磁気の力を利用して検査をするため、放射線による被ばくがない。
  • ・検査時間が長く、20~40 分程度かかる。
    (検査部位・内容によって異なる。)
  • ・検査中は工事現場のような大きな音が鳴り続ける。
    (ヘッドホンや耳栓などで防音対策を行います。)
  • ・狭い筒状の空間の中に入る必要がある。
    (苦手な方はお申し出ください。)

注意事項

MRI

◇次のような体内外の金属・機器がある方は検査を受けることができません。


◇下記に該当される方は、検査を受けられない場合がございます。事前にお申し出下さい。

  • ・閉所恐怖症など狭い所が苦手な方
  • ・じっとしているのが困難な方
  • ・妊娠もしくは妊娠されている可能性がある方
  • ・刺青・タトゥーを入れている方

◇MRI 装置は強力な磁力を発生させます。従って次のものは持ち込めません。

  • ・磁気を使った所持品
    (キャッシュカード・クレジットカード・診察券・定期券など)
  • ・体外の磁性体
    (ヘアピン・エレキバン・カイロ・カラーコンタクトレンズなど)
  • ・体外の電子機器
    (時計・補聴器など)

検査の流れ

  • STEP
    1

    検査用のベッドに寝て下さい。

  • STEP
    2

    検査中に異常を感じたときのために、連絡ブザーを持っていただきます。

  • STEP
    3

    検査が始まると「ガーッ」という大きな音がしますが、心配しないで下さい。

  • STEP
    4

    検査中は動かないようにして下さい。動いてしまうと写真がぶれて、正確な診断の妨げになります。

  • STEP
    5

    検査する部分が胸やお腹の場合には、息を止めていただく場合があります。

  • STEP
    6

    検査の内容によっては造影剤という薬剤を使用する必要があります。

  • STEP
    7

    検査時間は20分から40分程度です。

  • STEP
    8

    具合が悪くなった時には、遠慮なくブザーでお知らせ下さい。

MRI画像

頭部

脳腫瘍、脳梗塞、脳出血、血管の狭窄、その他の変性疾患を診断することができます。また、造影剤を使用せずに血管を描出できます。

  • 聴神経腫瘍
    聴神経腫瘍
  • 脳梗塞
    脳梗塞
  • 硬膜下血腫
    硬膜下血腫
  • 脳動脈瘤
    脳動脈瘤

脊椎

脊髄や椎間板などの組織を描出することができ、ヘルニアによる脊椎神経の圧迫や、脊椎変性疾患などを診断することができます。

  • 頚椎ヘルニア
    頚椎ヘルニア
  • 腰椎ヘルニア
    腰椎ヘルニア
  • 腰椎圧迫骨折
    腰椎圧迫骨折

乳房

乳房にできた腫瘍と正常な乳腺組織とを鑑別でき、病変が存在していた場合には広がり診断に有用です。
造影剤を必要とし、うつ伏せの状態で40分程かかります。(1回の検査で、両側の乳房を評価します。)

  • 乳がん
    乳がん
  • 乳がん
  • 乳がん

腹部

腹部臓器の腫瘍、胆石、胆管の拡張や狭窄などを診断することができます。

  • 肝細胞がん
    肝細胞がん
  • 総胆管結石
    総胆管結石
  • 胆管拡張
    胆管拡張

骨盤

膀胱、前立腺、子宮、卵巣など骨盤内の腫瘍を診断することができます。

  • 前立腺がん
    前立腺がん
  • 子宮筋腫
    子宮筋腫
  • 膀胱腫瘍
    膀胱腫瘍

四肢

骨、筋肉・靭帯・腱といった関節内の様子がとても明瞭に描出できます。

  • 半月板損傷
    半月板損傷
  • 手根骨骨折
    手根骨骨折
  • 大腿骨 骨頭壊死
    大腿骨 骨頭壊死

※肺や腸管といった空気を含んでいる臓器は、あまり検査対象にはなりません。
※動きに弱く、少しでも動いてしまうと、画像はボケてしまいます。